ハンプティダンプティの本

 ナーサリーライムのえほんはたくさん出版されていますが、

この『ハンプティダンプティの本』アン・ヘリング訳 武井武雄絵(透土社)は

大正ロマンの香り濃く、ユーモアのひかる絵本。

訳者アン・ヘリングさんの意図する「日常性のなかで語り継がれてきた

ナーサリーライムの雰囲気をそのままに伝えたい。」の通り、

素朴ながらユーモラスな絵と日本語がぴったりと合って、

ひきつけられる。

3才のももんがちゃんも絵を見つめながらじっと聴いている。

その中の一遍に純和風な絵と訳がおもしろいものがあったのでご紹介。

『どんちゃんさわぎ』
  てれつく てんてん
  ねこちゃんの しゃみせん
  うしどんが お月さんを 
  ぴょんと とびこえた
  それみて わんちゃんが
  ワッハッハと わらった
  しゃもじと おかまが 
  そっと にげちゃった 

英語ではHey, Diddle, Diddle の出だしで有名。

ラボパーティの子どもたちも大好きで、誰でも知っているナーサリーライム。

元の歌で、逃げ出すのはお皿とおさじなのだが

それをしゃもじとお釜にしてしまったところがおもしろい。

日本人以上に日本感覚をお持ちのアン・ヘリングさん。

息子の大学の教授とか!

お会いしてみたい。
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